12. 夏のカラダと冬のカラダ

夏と聞くと、なんとなく気温が上がり、汗をかき、

代謝も上がって痩せやすい?!

 

なんてイメージをされる方も多いのではないでしょうか?

 

残念ながら、夏は代謝の下がる季節です。

つまり、油断すると太りやすい時期です。

 

かくゆう私も、学生時代解剖学の教科書に

「代謝、季節的には夏に低く冬に高い。」

と書いてあるのを見てびっくりした記憶があります。

 

特に何もしない1日、運動もしない、遊びにもいかない、仕事もしない。

そんな日でも生命を維持するのに必要な1日の代謝量。

これが基礎代謝量です。

(生命維持の最小値というわけではありませんよ。)

 

そして、この基礎代謝が生み出すエネルギーが、体温を維持する大切な一つなのです。

 

今回は基礎代謝変化と外気温について、書いていこうと思います。

 

夏のカラダと冬のカラダは、どんな状態なのでしょうか。

 

広場で散歩する女性

 

外気温が高い時、夏のカラダ。

人は皮膚の血管を拡張し放熱し、体温の上昇を防ぎます。

汗をかくので水分がなくならないように、排尿は抑えられます。

 

夏場の犬がイメージしやすいかもしれません。

体温調節のために舌をペロリと出して放熱し、ぐだっと横になってじっとしている姿をよく見かけます。

 

人に戻ると、

さらに食慾が落ち、激しい運動をするとだるくなります。

つまり熱を産生するような行動をしたくなくなります。

これは健康な人の正常な反応。

 

暑い日に食べ過ぎると食べ疲れ、夏バテを起こします。

 

このことは暑い国インドにルーツをのある、ヨーガを見るととても頷けるところがあります。

本来の健康法としてのヨーガはゆっくりと呼吸し、脈拍を落ち着かせ、過度なエネルギー消耗をしないカラダに傾けていきます。

代謝を下げて長生きをするという考え方ですね。

瞑想や精神安定効果があることも納得ですね。

 

なぜか最近はヨーガは代謝を上げると思っている方が大半です。

ゼェーゼェーハーハー言いながら汗をダラダラと交感神経優位なスポーツのような姿はヨーガのイメージとは違うと想像すると解りやすいでしょうか?

 

とはいえ、流行もあってかよその国でアレンジされたヨーガメソッドは代謝を上げるようなものもあります。

環境がそうさせているということもあると思います。

特に食事制限もなく、気候も灼熱ではない日本でのヨーガは、ストレッチや筋トレの要素を含んだ、ある種別のものになっているのではないかなと考えます。

海外では、パワーヨガなどに代表されるようですね。

 

さて、次に冬のカラダです。

外気温が低くなると人のカラダは?

 

皮膚血管を支配する自律神経の交感神経が活発になり、皮膚の血管が収縮します。

血流を下げて、皮膚からの放熱を防ぎます。

さらに内臓や筋肉の代謝を積極的にして、産熱します。

震え、も産熱方法の一つです。

 

風邪をひいて熱が出る時ゾクゾクと震えるのが同じ原理です。

 

冬は、寒さから体温を守り、代謝を上げて体温を上げているのです。

 

つまり、夏は放熱をし産熱をしないカラダに。

冬は産熱をし、熱を逃さないカラダになるのです。

夏は代謝低く、冬は代謝高く。

納得ですね。

 

ちなみに暑くも寒くもない、産熱量が自然の状態で最小値なのは外気温29℃前後だそうです。

 

夏のカラダと冬のカラダを知って快適に、健康に暑い夏を過ごすポイント。

①食慾不振はある程度健康な証拠、食べる量は少なめに。

②次の日に残るほどの激しい運動は向かない。

③急に冷たいものは飲まない。

 

③についてはまた次回・・・

ぜひ意識してみてください。