本年も、どうぞよろしくお願い致します。

平成最後のお正月、いかがお過ごしでしたか?
早速お仕事や学校ご家族が成人式を迎える方など、忙しい毎日が始まっていることと思います。

お正月というと、七日の七草粥を最後になんとなく行事が一通り終わってしまう気がしますが、15日の小正月までは大切な行事が続いています。

旧年の暮れに松飾りを作って門松や玄関飾りを作ります。この松で歳神様をお迎えします。そして小正月の「どんど焼き」でお正月注連飾りやお札などを燃し、その煙で歳神様をお送りします。

わが家は、毎年恒例の博多雑煮とがめ煮でお正月を迎えました。年に一度、豪華なご馳走を拵えることを何よりも楽しみにしています。
そしてここ数年、新しく習慣になったのがお正月の玄関飾りを作ること。小さな松の玄関飾りを作り、地域のどんど焼きでその飾りを燃す日まで、歳神様と一緒に過ごすことを楽しみにしています。

鰤にエビに蛤にかつお菜、そしてあご出汁をたっぷりと♪
博多の豪華なお雑煮です。
歳神様を迎える玄関飾り。
まだまだ水引飾りは作るのも手探りで大変ですが、気持ちが大切!ということで…


さて、福岡では小正月に「だんだら粥」なるものが食されてきました。福岡といっても一部の地域(たぶん筑後のあたり?)で、なんと平安時代から食べ継がれてきたそうです。

「だんだら粥」はお鏡の餅を切って赤飯と一緒にたく、餅粥のようなものです。小正月に小豆粥を作る風習は他にもあるようですが、それとはまた少し違って福岡筑後地方独自の郷土料理です。

もちもちと食べ応えがあって、お赤飯ともちょっと違って、とっても美味しいです。

福岡にも沢山の郷土の風習があるので、少しづつ知っていきたいです。

昨年、三星舎では福岡市ではご近所の圓應寺(えんのうじ)さんで「伝統文化親子教室お精進料理」のお教室を開催しました。
こちらで、福岡の小正月にいただく「だんだら粥」を子供達と一緒に作りました。

今年も開催予定ですので、ぜひご参加ください。


昨年のお教室で、作った「だんだら粥」と「阿茶羅漬」

こうやって見るとお赤飯にしか見えませんが、お餅が隠れてます^^