三星舎では、月に1・2度のペースで出張お料理教室をしています。

お味噌やお酢など調味料の成り立ちや、お台所道具の使い方やお手入れの仕方など、毎日の気づきを紹介しています。

料理人ではありませんので、簡単に作れる家庭料理ばかりですが、少しだけこだわっているところがあります。

 

 

一つめは、お砂糖を使わないこと。
わが家の家庭料理は、昔から砂糖を使っていませんでした。健康への気遣いも大切にしましたが、何よりも食材の味や旨味を消さずそのまま美味しくいただくことを重視していました。
砂糖は、職人さんが使う調味料。家庭では、見た目や演出的な満足感よりも、食材そのものをゆっくり味わい、旬や四季を感じること。白和えや、煮物など、レシピに一般的には砂糖を使う献立は、その意外な美味しさにびっくりしてくださいます。

 

二つめは、食材や調味料を作っている人の話をすること。
本当に美味しくて、丁寧に作られた食材を見つけたら、どうやって作られているか知りたくなります。食材や調味料は、原材料の表示を見るのももちろん大切ですが、何より味が全てを教えてくれます。最近は「情報を食べる」なんて言われる方もいますが、私は本能に従って舌で感動することが一番好きです。そんな感動の出会いがあれば「どうやって作ってるんですか?」とたずねたくなります。

 

三つめは、漆のお碗です。
とくにお味噌汁についてですが、漆器でいただく事でお味噌汁の美味しさは完成するのではないか!と、ちょっと大げさかもしれませんが本気で思っています。漆の話をしだすととても長くなるので、ぜひお料理教室か、ランチ会へお越しください・・・
そんなわけで、お料理教室には漆のお椀を抱えて移動しています。最近、めっきり使われなくなってしまった漆器製品。ぜひたくさん使って欲しいです。

 

 

三星舎のお料理教室は、家庭料理です。

電子レンジも出汁の素も使いません、早い楽ちん、見た目も可愛い。とは、ちょっと違った料理ですが、一から丁寧に作るのも別の楽しさがあると思います。

今日初めて包丁を握る方も、毎日料理している方にも一緒に参加していただけるお料理ばかりです。ぜひみなさまのお越しをお待ちしております。
詳細は、イベントページ、または直接お問い合わせください。

 

●圓應寺さんの、お精進料理教室
包丁の握り方、お出汁の取り方、お酢はどうやって出来るの?などなど楽しくお料理作りをしています。次回は、8月18日!ごぼう天うどん
着付けや、茶道も学べます。詳しくは福博相伝の会のHPをご覧ください。

 

●博多阪急百貨店のお料理教室。
一汁三菜の毎日作れるご飯をテーマに、献立を紹介しています。
次回は8月31日