ミツル醤油さんの新作醤油床。

お店でも大人気のミツル醤油さんの「生成り」シリーズ。
もうお召し上がり頂けましたか?
(店主がこのお醤油に惚れ込んでいるため、全シリーズ置いてます。)

 

福岡県糸島市にあるミツル醤油さんは、知る人ぞ知る…ここ数年注目される醤油会の若手のHOPE!
我が家では、10年近く「家の味」としてこちらのお醤油を愛用してます。

 

福岡県の醤油といえば、「甘い」というイメージがあります。
九州の醤油はお砂糖が入っています。これにはいろいろな歴史的背景があるのですが、県外から来た方には衝撃の味かもしれません。
私は福岡県民ですが素材本来の味に寄り添うというよりは、ガツンと主張のある濃いめの味のこの九州の醤油、今はほとんど食べることがありません。。。

子供の頃は、私も砂糖入りの地域醤油で育ったのだと思いますが、だんだんと自分で料理をするようになり、調味料や素材の美味しさにも興味が湧いてきました。

 

そこで、砂糖の入っていない美味しい醤油を求めて、小豆島や関東の醤油を取り寄せて味比べを始めました。醤油を変えるというのは、なかなか大冒険です。慣れるまでは味付けの仕方も戸惑いますし、家庭料理の味は大きく変わります。


あれこれと試しましたが、関東の醤油は福岡育ちの私には硬くて塩っぱくて、なかなか使いづらい物でした。美味しいものにもいくつか出会いましたが、なんとなくしっくりこない…

 

そんなある日、出逢ってしまいました。
福岡のやさしいまろやかさを残しつつも、旨味たっぷりで妙な甘みのしない「生成り」の濃口。当時は、まだラベルに年番を打っていました。忘れもしない2012年のお醤油、美味しかったな〜
ラベルの裏に「最後の一滴まで美味しく食べてね」というようなことが書いてあって、ちょっと感動したのを覚えています。

前置きが随分長くなりましたが…

 

ミツル醤油さんから、醤油床が発売になりました!
糠床じゃなくて、醤油床です。

醤油の搾りかす、と言うと聞こえ方はなんかアレですが…
美味しい醤油の搾りかす(つまり大豆と麹の搾りかす)は、とっても美味しいです。

ミツル醤油ファンの方はすでにご存知かもしれませんが、この醤油かす、当店でも人気の「ふりかけ」や、春吉の和食の名店やフレンチの名店などでも、パラっとお洒落にトッピングされていたりします。

 

香ばしい搾りかすを、まるでヌカのようにふんだんに使い、香味野菜や梅酢などを混ぜて作られた「醤油床」
もちろん保存料などの余計な添加物は入ってません。

糠床と違って最後まで食べきれるところがまた嬉しいです。

 

使い方はとっても簡単。
袋の中にポイッと野菜を入れるだけで簡単につかります。

 

きゅうりだと…
翌日は、まるで糠漬けのような味わい
翌々日は、あら不思議複雑な香辛料の香り豊かな醤油づけ
お野菜は10本位漬けられます



お肉やお魚はもう言わずもがな、ご飯が止まらない絶品に仕上がります。
(別の袋に移して漬けてください。)


猛暑のこの時期はビールとも相性抜群です。

お野菜を入れて漬け床がゆるくなってきたら、麻婆豆腐やジャージャー麺にアレンジできます!
こちらもおすすめです。

 

ぜひ三星舎でお求めください〜♪