5.ストレスうつ症状の改善に、お味噌の力
朝ごはんの定番の味噌汁が何より優れている。
朝起きたてに漂う出汁の香り。
子供の頃、母の作るみそ汁の香りにつられてワクワクしたものです。
我が家はいりこと鰹節のだし汁が定番、いりこを入れて沸騰させたら鰹節を入れて火を弱めます。鍋の中で踊る鰹節を見ながら献立を考えるのは中々楽しいひと時です。
野菜やきのこ、お豆腐など具沢山に入れて、時期によっては生の青さや海草類、アサリも。九州人は麦味噌が定番です。
入れる具材によってはさらに出汁が出て、毎日食べるのに少しずつ味が違うのも飽きない朝ご飯の定番たる所以でしょう。
最近は、こんな幸せな記憶を持ちながらも、朝食をとることをやめてしまう人が急増中です。
コンビニの発達や忙しい毎日に追われてなのか、心配でも寂しくもあります。
生活環境の変化に加えて、自律神経失調ぎみの方が増えているのは気のせいなのでしょうか。。。
最近良く相談をうけます。
お味噌には「チロシン」というアミノ酸が含まれています。
お味噌の中で白い結晶になるくらいなので、かなりの量があるのでしょう。
チロシンは神経伝達物質(ノルアドレナリンやドーパミン等)になるそうです。
集中力を高める効果や認知・うつにも効果があるのは納得ですね。
なんと最近の研究では男性が原因の不妊にも期待が持てるとか!
長年不妊のご夫婦が食生活をガラリと和食に変えて朝味噌汁を食べるようになったら、子供ができたという体験談を聞いたことがあります。
長年親しまれてきた日本の朝ごはん「お味噌汁」が体に悪いわけがありませんね。
朝ご飯を食べなくなって何年となる友人達が家に泊まりにくると、朝食でみそ汁を飲んでか必ず感動してくれます。
私にはこの時間がとても楽しみで、我が家のみそ汁が世界で一番としたり顔です。
ぜひ子宝味噌で日本一のみそ汁を作ってください。
おいしいみそ汁の作り方。(約15分)
①人数分のお椀より少し多めの水とイリコを鍋に入れて、火にかけます。
(上品な方はイリコの頭と腹を取り除いて下さい。)
②沸騰したら、鰹節を豪快につかんで鍋にいれ弱火にします。
③鰹節がしっかり浸ってから約1分程で火を止め、ざるで濾します。
④だし汁の鍋にお好みの具を入れます。
具は大体同じくらいの大きさに切り、火の通りにくい物(根菜)から入れていきます。
⑤具材に火が通ったら、火を弱めて味噌を溶きます。麦味噌は「ヘコ」と言われるカスが出るので、ここは手間を惜しまず味噌濾しで濾しましょう。
ポイント:味噌を溶いたら煮込まない!
⑥お気に入りのお椀に注いで完成です。
お好みで、唐辛子や柚子胡椒を少し。カボス、スダチの一絞りも美味しいですよ。
※出汁とりは一手間かもしれませんが、味の違いは無限大です。
残った出汁は他の料理にも大活躍します。