13.マヨネーズのはなし
マヨネーズが好きな方って世の中に多いですよね?
最近ではトランス脂肪酸(酸化した油に多い)の話題で「体に孟毒」のような言われ方さえするマヨネーズ。
なんとなく「体に悪くないですマヨネーズ」のようなものまであったりと、何かと話題に事欠かない魅惑の食べ物です。
健康オタクのみなさまは確実に食べないでしょう!
さて、おばあちゃんの健康法を伝えることや鍼灸治療をお仕事にしている私ですが、よくこんなイメージを持たれます。
事細かに健康に気を使っていて、体に悪いと言われるものは一切摂らず、日々粛々と健康管理をしている!具体的に言うと、和食以外口にせず、毎日ヨガをして、さらには野菜は全部有機栽培で、無添加のものしか使わない・・・ベジタリアン??などなど
そんなこと!!
ありませんよーー!!!
バランスをとることはとても大切に意識しています。
が、そんなことに気を使いすぎて楽しむことを忘れるなんて・・・別の意味で病気になりそうです。
お酒も頂きます、イタリアンを作ることもあります。福岡には美味しいお店が沢山ありますので外食も好きです。海外旅行に行くときはゲテモノといわれるものも進んでチャレンジするタイプです。
というわけで、健康オタクですか?の質問には「違います!」と答えています。
話を戻しますとマヨネーズですが、実は最大のゲテモノになるトラウマがあります。
子供の頃、我が家にはマヨネーズというものがありませんでした。もっと言うとケチャップも、ソースも、いわゆる味付けの「素」になるような加工品がありませんでした。これは単に母があまり味が好きでなかったという理由だそうです。
ある日、学校の友達に「何かにマヨネーズを入れると、とても美味しいよ」という話を聞いた私は、家の冷蔵庫うにマヨネーズがないことに気づいたのです。
そこで、父に電話をしてマヨネーズの作り方を教えてもらいました。今考えるとそこで作ろうとした事こそ、そもそものトラウマの始まりだったのです。
みなさん、マヨネーズ作ったことはあるでしょうか?
材料は、生卵、油(オリーブオイルでもサラダ油でも))、レモン汁または酢、塩といたってシンプルです。今は優れたハンドミキサーがあるので一瞬でできるかもしれませんが、そのときはボールで一生懸命混ぜました。
思い出しただけで汗が出そうです。
材料もシンプル、作り方もシンプル。
卵とレモン汁を入れて混ぜて、そこに少しずつ油を足していきます。
油を入れて、入れて、入れて、・・・・・入れても入れても・・・。
ようやく出来上がって思ったのです。
もう怖すぎて食べれない。
子供ながらに危険を感じる油の量だったのです。
母が料理をする姿をよく眺めていました。
せいぜい油の量は炒め物をするときにフライパンに注ぐ量程度です。
その価値観で作るマヨネーズの油の量は恐ろしいものでした。
衝撃の体験から、大人になって思うこと。
現在は自分で買うことはないし、料理に入れることもありませんありません。けれど出てきたら付ける事もあるマヨネーズ。頂き物は試してみますが、大体が賞味期限内に使い切れません。
でもね、一番使わない理由は調味料として味が強すぎて素材の味を持って行かれるところです。大阪の人というと、責任重大ですが10年大阪に住んでたこ焼き屋の友達がいた私の感想です。たこ焼き、本当に好きな人はマヨネーズ抜きなんです。お好み焼きもしかり。
そしてもう一つ、とても不思議なのは生卵を使うのにかなり長い賞味期限。自家製はせいぜい翌日までじゃないかな??何か特別な方法でもあるのかな。
マヨネーズ使ってますか。
久しぶりに少し作ってみようかな・・・?